本論文は、1979年以来の金融体制改革について、その目に見える表面的な部分と、表面的には見えにくい本質的な部分の二つの角度から分析している。一連の改革の成果と経験を総括するとともに、必ず解決しなければならない問題点、および目下直面している各種の問題点を指摘することを試みる。また、同時に将来における中国金融体制改革について、その基本的な考え方についても触れる。それらの記述を通して、中国金融体制改革について、全体像を明らかにするとともに、その将来像を展望する信頼性ある研究資料を提供し、併せて我々による参考意見も提起した。
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