本稿は様々な統計データと企業財務データを用いて、2012年における日本のエレクトロニクス産業の状態について考察し、主な電子企業の現状、とりわけパナソニック·ソニー·シャープなど主力企業の経営難について紹介する。日本のエレクトロニクス産業はなぜ下がり坂へ向かったのか、その背景に関する分析と日本側の一部の議論と研究を踏まえて、日本のエレクトロニクス産業の現状と国際分業における位置づけの変化について解明する。日本の電子企業は抜本的変革と大きな転換に迫られ、新しいチャレンジにうまく答えられるかどうか、今後の死活がかかっていると指摘する。
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